音楽療法
音楽療法士が様々な形での音楽を提供させていただいています。
ご利用者様ごとの目的をふまえ、意図的に音楽を取り込むことで楽しみながら運動やリハビリをしたり、曲にまつわる思い出や季節の話をする事で、認知の維持を図ったりします。言葉が話にくい方には歌唱を取り入れることでスムーズな発語を促します。 様々な音楽を取り込み、一人でも多くの方が楽しい時間を過ごしていただけるように質の高いセラピーが提供できるよう心がけています。
音楽療法士:水尻真美香
・失語症の方の3・3・7拍子にのせた単語練習
➜日常の会話で単語が出やすくなるように
・パーキンソン病の方のメトロノームを使った歩行練習
➜一歩目でのつまづきや、歩行中の転倒を軽減させるため
・全盲の方のピアノ練習による認知症予防と余暇活動
➜定期的に発表会を行い、他者との交流を図る
・食道発声法による歌唱練習や吹き戻し・ハーモニカ演奏
➜肺活量・内臓機能維持で会話の明瞭さを保つ
・ピアノ練習による離床時間の確保
➜鬱病の方など、気分転換になり離床時間が軽減できるように
など、その方に合わせたセッションを提供させていただきます。
少人数セッションは約10名前後で行います
ウクレレ教室
楽器の持ち方・鳴らし方から始め、少しずつ慣れていただきます。
毎回季節の曲など1曲をパート別に分れて練習し、最後に全員で合奏します。
初めての方がほとんどですので、どなたでも安心して取り組んで頂けます。
集団セッションでは最大30名程で行います
集団セッション(「音楽レク」と呼んでいます)では、音楽に乗せ体操を行ったり、ハンドベルや打楽器の演奏、季節の唱歌や歌謡曲を歌ったりしています。
曲にまつわるエピソードを話す事で昔を思い出していただいたり季節を感じていただきます。
また、楽器演奏では他者と協力する事で社会性やコミュニケーションを図り一つの音楽を完成させる達成感を感じて頂きます。
歌唱の時間は、ただ単に歌うだけでなく、脳トレやコグニサイズも取り入れています。
あずまリハビリセンターでは毎週金曜日、音楽教室を行っています。
その練習の成果を、毎年7月に発表会と言う形でご家族様やケアマネの皆様に披露しています。コーラス教室の先生とも協力し、2重奏のコーラス数曲、ハンドベル・ウクレレ・スコップ三味線・ギター・和太鼓などの合奏、二胡・スチールギターなどの個人の得意な楽器演奏…などを行い、毎年大盛況です。
音楽を体操と合わせ、脳トレや運動がいつでもどこでも出来るよう、
一人じゃんけん体操、指揮者体操、休符体操・・・など9パターンの内容を作成しました。
また、タオル体操やリラックス体操、口腔体操なども作成し、特に口腔体操はあずまデイでも
食事前に毎日ご利用者様と実施しています。
あずま内部のみでなく、様々な場所で活動させていただいています。
公民館・老人会
地域の方に向け、「認知症予防」「健康維持」のための、音楽を使った脳トレ体操を行っています。
御依頼があれば事前に打ち合わせを行い、内容を決めていきます。
放課後等デイサービス
御依頼のあった施設に訪問し、発達障害児への集団セッションを行っています。
音楽に乗せ言葉の理解を深めたり、体をたくさん動かして楽しくセッションします。
勉強会
年に2回ほど、あずまデイサービス内で職員や外部の方に向け「音楽療法」についての事例発表や勉強会を開いています。またご要望があれば、地域の勉強会なども行っています。